天海 復子

天海 復子



「…………ッン!?」

午前5時50分、カガさん起床。     そして部屋を出ると、ボールに変身して弾みながら階段を降ります。そしてリビングに着くと、人間に戻ってから席に着きます。

「おはよう、花園さん!今日の朝食は?」

結ママは(雅徳さんの焼いたポークステーキですよ…)と書かれたホワイトボードを見せる。

「マジか?」

カガさんは大変困惑している様子。朝から焼いたお肉なんてものを出されるのだから、仕方ないと思いますが。

「ん……結ママ〜」

午前6時、私現着。         この時の私は理由もなく結ママに抱きつき、思いっきり甘えていました。最高でした。ᓀ‸ᓂ

結ママは(あらあら、なんと愛らしいのでしょう)と書かれたホワイトボードを見せると、私を優しく抱きしめてくれました。結ママ大好き。

「ほう、こうして見ると本当に娘と母親のようだな。結?」

富士爺こと富士林さんはポークステーキが焼けてリビングに戻ってきました。

結ママは頬を赤らめながら、(雅徳さん!?もう焼けたのですね。では、朝食にしましょうか)と書かれたホワイトボードを見せ、冷蔵庫から牛乳やパンを取り出して、予め用意していたスープを器に盛り付けていきます。

「おいで、復子」

私はカガさんに呼ばれて、隣の椅子に座ります。そして、あっという間に富士爺のポークステーキとパン、野菜、スープ類が卓に並ぶ。

「では、いただこう!!」

「いただきま〜す」

全員が席に着くと、富士爺が食べ始め、それに続いてカガさんも食べ始める。結ママは富士爺を見つめたまま微笑んでいます。

「いただきます!」

私もゆっくりと朝ご飯を食べ始めるのでした。

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